娘の急な発熱!『溶連菌感染症』。。症状・予防対策などについてまとめました


『溶連菌感染症』という病名を聞いたことがありますか?

小さいお子様がいるご家庭なら、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

風邪と似た症状ですが、しっかり治さないと怖い病気です。

我が子の健康を守るために『溶連菌感染症』の正しい知識をつけましょう。

 

 

 
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○溶連菌感染症とは

A群β溶血性連鎖球菌に感染することで発症します。

2才~小学生くらいの子供に発症が多い病気ですが、まれに抵抗力が落ちた大人がかかることもあります。子供より大人のほうが軽い症状で済むことが多いです。

医師から処方された抗生剤をきちんと服用することで治りますが、しっかり治さないと合併症が怖い病気です。

 

 

○溶連菌感染症が流行しやすい時期はいつ?

溶連菌感染症の患者が増える時期は、冬・春~夏にかけて、の年に2回です。

時期によって症状の出方に違いがあり、冬は喉の症状、春~夏は皮膚に発疹がでる症状が顕著といわれています。

 

 

○感染経路

溶連菌は、くしゃみや咳などの飛沫感染で、人から人へ伝染ります。

飛沫感染とは、感染している人がくしゃみや咳をした際に飛散する、病原体が含まれた飛沫が他の人の口や鼻の

粘膜に接触して感染することです。

飛沫は1~2メートルしか飛びません。

予防するには、使い捨てのマスクをつけることが望ましいでしょう。

寝るときは感染をさけるために寝室を分けるといいのですが、普段、親と一緒に寝ている子供の場合、寝室を別にすることは難しいですね。

その場合は、マスクをつけて寝かしつけたあと、自分の寝床は子供と2メートル以上離すと感染のリスクを減らすことができます。

 

 

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○潜伏期間は?

感染してもすぐに症状はでません。

症状がでるまでの潜伏期間は、大半が感染後2~5日ほどたってからです。

 

 
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○症状の特徴

・38度を超える高熱がでます。

・喉に強い痛みがあり、喉と口の中に赤いブツブツした発疹ができます。

・咳や鼻水などの症状はあまり見られません。

・いちご舌になることがあります。(いちご舌とは、舌の表面がいちごのようにブツブツ になることです。)

・高い熱が出ることもあれば、出ないことも。

・頭痛や吐き気

・人によっては顔や体に発疹やかゆみがでます。

・5~6日後に手足の指先から皮膚がむけてくることがあります。(皮膚がむけても自然に治ります。)

 

 

○検査

綿棒を使い患者の喉から菌を採取して、溶連菌迅速診断キットで検査します。

検査にかかる時間は15分くらいです。

 

 

○治療

治療は抗生物質を服用します。薬をのみはじめてから、約1~2日で熱がさがります。

ただし、熱が下がっても抗生物質を最後まで飲みきることが重要です。

なぜなら、しっかり治さないと後からリウマチ熱や急性肝炎などの合併症になる可能性があるためです。

 

 
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○食事は柔らかいもの、消化のよい食べ物を

喉の痛みがあると、硬いものや香辛料たっぷりの食べ物は辛いですね。

飲み込みやすいゼリー、ヨーグルト、プリン、おかゆ、豆腐、うどんなどがオススメです。

○風呂は入れても大丈夫?

熱が38℃以上あるときや、倦怠感、悪寒があるときのお風呂は体力を消耗してしまうため、やめておいたほうがいいでしょう。

また発疹がでているときは、お風呂で体が温まると、かゆみが強くなってしまので、温めすぎないようにしましょう。

○出席停止期間は?

学校保健安全法第三種によると、医療期間の受診日とその翌日まで、登園・登校することができません。

一番感染力が強い時期は、溶連菌感染症になりはじめの時期です。

抗生物質を飲んで24時間経てば感染リスクは下がるので、熱が下がって体調が良ければ登園・登校しても問題はないでしょう。

ただし、学校や幼稚園によっては独自の基準を設けている場合があるので、確認してみてください。

○注意点

・兄妹がいる方は約50%、親子間は約20%の確率でうつります。(高い確率ですね。。)
喉の痛みや発熱などがあり、感染の疑いがあるときは、一緒にチェックしてもらうといいでしょう。

・抵抗力が低下している大人に伝染ることも。妊婦やお年寄りがいる家庭は注意しましょう。

・症状が改善したからといって、自己判断で抗生剤を飲むことをやめてしまわないように。抗生剤は最後まで飲みきりましょう。

・2~3週間後の患者の尿の色に気をつけてください。
赤い色が混じっていたり、顔がむくんでいたら、合併症をおこしている可能性があります。
すぐに病院にいって適切な処置を受けましょう。

我が家の娘は、処方された抗生剤を飲んで2日目には熱がさがりました。

でずが、まだ本調子ではないので、引き続き室内でゆっくり過ごしたいと思います。

皆さんも寒いこの時期、『溶連菌感染症』にはお気をつけください。
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