インハウスwebディレクターから見た フリーランスwebデザイナーの良い仕事の取り方


インターネットの誕生から半世紀が経ち、web制作会社、webデザイナー、プログラマという職種(いわゆるwebやアプリのコードがかける人々)が一般的な職種として成立しています。

巷ではクラウドソーシングが全盛を向かえ、フリーランスのコーダー・webデザイナーが多数登録し、営業せずに受託開発をする、という新しい働き方も生まれています。

世の中には星の数ほどwebデザイナーが存在する中で、フリーランスのwebデザイナーが明日の収入に困らずにやっていくにはどのようにすれば良いのでしょうか

web制作は需要に対して供給が行き届いている分野に思えますので、今からここに乗り出すのはある意味レッドオーシャンのビジネスです。

ただしかし、そんな状況下でも差別化して生き残っている人達がいます。

そんな逞しいwebデザイナーの方がどんな働き方をしているのか、インハウスのwebディレクターの視点から考えてみました。

 

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・資金規模の大きい相手と付き合う

まずは、小規模店舗など、web制作に20~30万円しか出せないクライアントからは、いくらたくさん仕事が来たとしても受注を取らないほうが良さそうです。

20万~30万円といえばwebデザイナーの工数でいくと4日~6日です。そんな短い時間で、PC・タブレット・スマホのCSSでレスポンシブなwebサイトを求められ、ワイヤーをつくり、デザイン・コーディング・デバックなど、今の時代できっこありません。

正直、20~30なら自分で作ってくれ!て感じです。

これからのwebデザイナーに求められるのは数百万のweb制作費を投下してくれる業界に食い込んでいく事です

 

・営業してくれる会社と組む

デザインやプログラミングという特殊技術を持つwebデザイナーのネックになるのは、いかに顧客と出会うかという部分(営業)です

普通の人が出来ないスキルとして、デザインとプログラミングがあるのですから、自分の仕事時間は専門スキルに集中できる体制を整えておく事が大事なのではないでしょうか

そして重要なのは、その営業会社が、しっかりとwebサイトに数百万をかける業界を相手にしているかという事です。でなければ、個人商店からの受託開発と一緒になってしまいます。

営業会社が食い込んでいる業界の性質を知っておく事が重要です。

 

・業種を特化した制作をする

営業会社と組む事と被るのですが、ある程度資金規模を持つ業界に特化したweb制作で差別化していくという方法があります。

営業・ディレクション・デザイン・コーディングを自分の会社だけで回せるようになれば、逆にその業界で、『webは知らないけど、営業先のネットワークは持っている』という会社と付き合う事が大事です

 

・これから、何が流行るかを見据える

たとえば、ウェブサービスにはPHPやrubyが良く使われていますが、今後スマホの時代が来るので、アプリ開発の出来るJavaとobjectiv-cだけはそろそろやっておこうとか、、将来的に価値が出そうなプログラミングスキルにアンテナを張って先取りしておく事が重要です。

 

・web制作だけにとどまらない

もはや様々なCMS、ブログ、ポータルサイトが進化したおかげで自社の簡素なwebサイトであれば、極論すると素人でも作れるようになっています。

運用、保守といっても喫緊で何かをしなければならない事は少ないのではないでしょうか。

運用を取るのであればグロースハッカーとして絡んだり、何か特別な付加価値を提案し、web制作だけにとどまらないサービスを展開していきましょう。

 

・楽をしても回る仕組みを構築したい

正直、昨今のwebデザイナー・プログラマーの人達は夜を徹して働きすぎなのではないでしょうか

ビジネスとしては時間単価がものすごく安くなってしまっている可能性があります。

この状況を打破する為にも、わたしはwebディレクターの立場から、このようなデザイナー・コーダーさんが良い意味で楽が出来るビジネスを構築していきたい。

webデザイン、プログラミングといった技術を知らないクライアントに、専門スキルの価値をわかってもらえるような営業・ディレクションを理想にしています。

それは、今までのようにHTMLを組んでwordpressやMTに流し込んで、、、という制作スタイルとは違うものにかわるのではないでしょうか。

クライアントが求めているのは、あくまで自分のビジネスの成長でありweb制作はその手段の一つでしかありません。

クライアントにいかに満足してもらうか。それをweb制作領域から考えていくのが、僕らなりのイノベーションになると思っています。

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