ネット系の仕事人必見! インバウンドマーケティングとは結局のところ何か?
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インバウンドマーケティング、最近のwebディレクター・マーケッターの人なら関心の高い概念としてその名を知られるようになりました。
というより、今更ながらインバウンドマーケティングを意識していないメディア運営者はいないと思います。
そして結論的には、今後もインバウンドマーケティングは今後もメディア運営の主流となります。
・インバウンドマーケティングの発祥・概要
インバウンドマーケティングの発祥は、アメリカのマサチューセッツ州ボストンです。HubSpotのCEOであるブライアン・ハリガンが提唱した概念といわれています。
インバウンドマーケティングでは、旧来のように多数のリストを買って、メールを送りつけたり、電話営業、訪問をするという手法(アウトバウンド)の手法から脱却して、ユーザーの必要な情報を必要なタイミングで提供します。
・前提条件としての現代的情報過多
インバウンドマーケティングが生まれてきた背景には、メディアと広告の発達による情報過多があります。
ネット上では企業の広告や売り込みが散乱し、情報の受け手側が欲しい情報にたどり着く事が困難になってしました。
ユーザーはわざわざ見たくも無い広告を見にネットにアクセスするのではありません。
そんな中で生まれたのがインバウンドマーケティングの概念です。
ユーザーの求めている情報を適時適切に提供する事で企業とユーザーをつなぎ、マーケティング活動を成功させるという考え方です。
・インバウンドマーケティングは戦術ではなく、概念
インバウンドマーケティングを説明するとしたら、ユーザーが自分の欲しい情報を求めて、「外からこちらに向ってくる」というイメージで捉えてもらうと分かりやすいかと思います。
SEO対策、良質コンテンツ制作、広告、キュレーションといった『戦術』というよりは、マーケティングにおける考え方・マインドセット、といったら良いでしょうか。
・インバウンドマーケティングで得られる資産
インバウンドマーケティングでは、懸賞やプレゼントなどでユーザーを釣るのではなく、情報提供をしてユーザーから自然と集まってもらいます。
情報提供と引き換えに、企業はプロフィールなどの情報を得ます。
インバウンドマーケティングは、農耕型のマーケティングで、種をまき、育てる物です。
適時適切な情報を提供し、どうしたら検索結果からアクセスしてもらえるか、どうしたらブログのリピーターになってもらえるか、ソーシャルメディアでシェアされるにはどうしたらよいか。
総じて『プル型』のマーケティングと捉えるとよいでしょう。
企業はインバウドマーケティングにより得られるものが2つあります。
『コンテンツ』と『見込み客リスト』という”資産”です。
企業は、コンテンツマーケティングにより蓄積したこの2つの資産を将来のビジネスに活用します。
・インバウンドマーケティングにメディアやプラットフォームは必要無い
インバウンドマーケティングはネット業界から来た言葉なので、必ず何かのネットメディアやプラットフォーム上で行われるものという印象があります。
しかし、インバウンドマーケティングは手法ではなく、概念と捉えるべきなので、必ずしもメディアやプラットフォームで行わなければならないとは限りません。
・インバウンドマーケティングとキュレーション
特定の情報発信者(キュレーター)が、情報を集めてユーザーに適した情報に変換するキュレーションもインバウンドマーケティングの概念と親和性が高いといえます。
なぜなら、ユーザーはキュレーターをフォローする事で、自分の見たくない情報を避けながら、求める情報にたどり着きやすくなるからです。
このようなキュレーションメディアは多数出てきており、人々の情報収集の方法も単一の情報を取得するというよりはキュレーションされた情報をフォローするという手法に変わりつつあります。
・今後のメディア運営者に求められるもの
結論的には、インバウンドマーケティングは今後もメディア運営の主流となります。
今後のメディア運営者に求められるのは、インバウンドマーケティングの概念を元に、にいかに多様化した技術(コンテンツ制作、SEO、広告、キュレーションetc)を駆使していくか、あくまでユーザーの為の情報発信という軸を持つ事です。
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