パニック障害の予期不安を無くす、3つのお勧め方法
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パニック障害の発作を抑えるために常に知っておくとよい事として
「言語情報」が不安を和らげるという事実です。
自分の場合、不安が湧き上がって来た時に不安を和らげる事が出来る方法として
以下の3つの手順を実施して予期不安を押さえ込む「基礎力」をつけるトレーニングをしています。
①自分が健康である事を信じる
発症当初、パニック障害の動悸・呼吸苦・めまいといった症状は、心臓などの命をつかさどる臓器の異常として現れるので、初めはとても恐ろしいものに思えました。
そして、これらの症状が酷いため、「自分は何か重大な病気を抱えているのではないか」と勘違いしてしまうところが一番の問題になりました。
ですが、パニック障害の正体は自律神経の症状なので、命を脅かすものではありません。
そう頭では分かっていながら、不安は湧き上がってくる。
不安を取り除く事が出来ない日々が続きました。
このままでは駄目だと思い、私の取った行動は「人間ドッグ」と「ブラックボックス化した症状を開く」という事でした。
得体の知れなかったパニック障害の症状を、「ブラックボックス化」・・・何か見えないものと位置づけてしまっている事に気づきました。
丁度、発症から3ヶ月くらいがたった頃でした。
このブラックボックスを開き、「パニック障害が恐れるものではない」、「パニック障害では死んだりはしない」と心から信じれるように、外堀を埋めるように、治療を開始しました。
外堀を埋める:精密な人間ドッグを受ける事にしました。
お金は少しかかりましたが、体全体の精密な検査をしてくれる人間ドッグに行き、自分の体は、心臓病などの重大な病気とは無縁である事を確認しました。
その診断結果が出た後は、自分の体が全くの健康体である事を、100パーセント信じきる事が出来ました。
この、健康体を信じきるプロセス:「ブラックボックスを開き続けた事」が、パニック障害の治療を一気に引き寄せてくれました。
このように、得体の知れないパニック障害を、実は恐れるものではないと信じる、自分なりの仕組みづくりが一番大事であることを実感しています。
②「不安になったが、何もおこらなかった」という内容の日記をつける
パニック障害の克服過程では好不調の波があり、不安や不定愁訴が日々襲ってきます。
とてもつらいです。
これらの症状を改善するため、「何も心配要らない」という事を自覚するために、私がやった方法のひとつが「日記を書く事」です。
これはパニック障害の治療で参考にした精神科医:樺沢紫苑さんの動画「不安を簡単に取り除く方法」でも紹介されています。
(樺沢先生の動画はパニック障害以外にも、うつ病や適応障害などの病気についても解説されているおり、正しい専門医の情報としてお勧めです)
1日1行~3行くらい、「○○という不安が起こったが、何も起こらなかった」とエクセルに書き付けていきます。
1ヶ月くらい続けて書いてみて後で見返すと、 「何も起こらなかった」という文章が積み重なります。
これらの不安のすべてが取り越し苦労であったということがわかると思います。
不安の正体は「将来の、未だ起こっていない事に対する不安」である事がほとんどです。
こうして内省力を身に付け、症状を客観視する事を続けていきました。
症状が改善した今となっては、不安を和らげる自力をつけていく「日記」が効果的だったと実感します。
③「大丈夫」とつぶやく
そして不安が起こりそうになったら、必ず「大丈夫」とつぶやくようにしています。
これだけで、大分不安を抑える事が出来ます。
樺沢さんの動画でも紹介されていますが
言語情報が不安を抑えるという事実があるとの事です。
パニック障害の不安発作が起こりそうな時に、おまじないのように、嘘でもいいから
「大丈夫、大丈夫、大丈夫」と連呼するようにしています。
すると多くのケースで不安が治まり、とても楽になる事に気づきました。
まとめ:ブラックボックス化する症状を開き続ける
これらの、パニック障害における「不安を和らげる方法」の前提にあるのが、
「自分の異常ではなく、自分の健康を信じる」という事です。
人間ドッグを受診したり、主治医の指示を信じる、薬が効くと信じる。
すべてを自分の健康を信じる事につなげていきましょう。
これが出来ると、日に日に不安の回数が少なくなり
やがて、パニック障害の事自体を考える時間が減ってきます。
パニック障害の事を考える時間が減ってきたら、回復に向かっている証拠です。
実際、私の場合も「いつの間にか考えなくなって」いました。
まずは今回紹介した、不安を和らげる方法を実践してみてください。
必ず、症状が改善していくはずです。
part⑰へ続く
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