webディレクターが制作前にすべき事として ”クライアントとの雑談”
web制作に入る前に、クライアントから、サイトのコンセプトやゴールをヒアリングします。実はこのヒアリングの中に、クライアントの本音を聞きだすテクニックがあります。
それは、クライアントと雑談する事です。
打ち合わせの中では、既存サイトの問題点、それを解消するための方法、サイトの具体的なゴール、費用、スケジュールなどヒアリングする項目はある程度決まっています。
ただ、そのようなフレームワーク的なヒアリングの中で、クライアントが言わなかった本音に、サイト制作する際のキーソースとなる切り口がある場合も多くあります。
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お勧め:クライアントと飲みに行く
以前、サイト制作のディレクションを担当させていただいた工務店さんのケースをご紹介します。
その日は17時からの打ち合わせで、打ち合わせ後に社長とお食事をすることになりました。
すると打ち合わせの時点では話に出てこなかったエピソードが、飲みながらどんどんと出てきます。
「これはサイト制作の切り口になる」と思い、社長の話を必死でまとめながら、ビジネスライク名打ち合わせとは違う場でのヒアリングの重要性を思い知りました。
それ以来僕は、打ち合わせの際に聞く質問とは別に、必ず雑談の時間を設けるようにしています。
そして、雑談の際に聞く質問項目をまとめました。
<雑談の際のヒアリング項目>
①自分に声をかけてくれた理由
②今までの失敗事例
③趣味・嗜好
④決裁権の在り処
⑤クライアントが重視している人生観
これらは、質問票を渡して書いてもらうような項目ではなく、クライアントの懐に入り込んでから聞いたほうが、本音を明かしてくれることが多いと感じています。
雑談の時間を食事・飲み会のようにまとまって取れないようなときは、打ち合わせが終わってお茶を飲む時間や、クライアントとエントランスで別れるまでの間に、質問を織り交ぜていきます。
そうする事で、次の打ち合わせの際に、たとえばワイヤーフレームを提出する時などに成果物のクオリティをよりクライアント好みに寄せて行くことが可能となります。
意外と盲点ですが、雑談の時間、やはりクライアントとの関係は同じビジネスを成功させるパートナーとして、どんどん懐に入り込んで提案するような仕事をしていきたいものです。
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