パニック障害の臓器選択性と心臓病(狭心症・心筋梗塞等)の不安を消す方法


パニック障害を克服する過程で、常に不安に感じていたのは「心臓」の症状です。

書籍「薬なし、自分で治すパニック障害」にも専門医が書いていますが、自律神経の症状は『臓器選択性』というものがあるそうです

これは、自律神経が特定の臓器を攻撃する事で、たとえば緊張したときにおなかが下るのが分かりやすいですが、パニック障害の場合は「心臓」に症状を与えるため、発作が起こったときに激しい動悸が一つの特徴となります。

動悸の激しさは、心臓という命を司る臓器の異常のため、本当は怖がらなくても良い「パニック発作の心臓の症状」が、命を脅かす症状に思えてしまうというのが、パニック障害の症状がブラックボックス化してしまうメカニズムになります。

これについては、主治医が「パニック障害です」と診断する時に、心臓の症状は恐れるような症状では無いことを説明してくれるのなら良いのですが、その説明が無い場合に、「自分の心臓はいつか止まってしまうのではないか」という不安が残ってしまう事が問題です。

自分も、パニック障害発症初期の段階で、心臓の症状が命にかかわるような症状では無いと分かっていながらも、自律神経の症状によって不整脈や左半身の痺れが繰り返し起こっていたので、いつまでも「心臓病(狭心症・心筋梗塞)で突然死するのでは」という不安が拭い去れませんでした

こうなると、心臓に負荷を与えるような局面、たとえばそれまでは週末に楽しんでいたジョギング、お風呂なども不安の起こる場に変わっていき、活動範囲が徐々に狭くなっている事に気付きました。

そして、医師を信頼できなくなり、発症はじめの時は、医者を転々と変えていくいわゆる「ドクターショッピング」状態になっていました。

この状況ではまずい、と思い私は次のような手を打ち、心臓の病気への不安を解消していきました

 

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主治医に何度も聞く

かかりつけの心療内科・精神科の先生に、「心臓に不安がある」事を説明、「パニック障害の症状では、死ぬ事は無い」事を教えてもらうようにしました。

 

24時間心電図

最初に循環器系内科にかかると、やってもらえる事といえば、心電図・血液検査になります。これに加えて、24時間心電図を取れば、発作が起こったときの状況も把握する事が出来ます

心臓病の不安を消すために、24時間心電図をとる事を医師に相談してみました。

 

人間ドッグ

人間ドッグにいくと、心電図・血液検査以外に、動脈硬化の検査など心臓病(狭心症・心筋梗塞)の危険性があるかどうかをチェックする事が出来ます。

 

以上の結果から、自分の体は突然死を招くような「狭心症・心筋梗塞」からは無縁である事を100パーセント証明する事ができました

そして、その結果が出た以上は、「主治医の心療内科の先生を100パーセント信じよう」と心に決めました。そして、自分の症状は自律神経の症状で、不安が押し寄せてきたときに「検査で明らかだから、絶対に死なない」と心の中でつぶやき続けました。

 

医者を信じると病気は治る

以上が、パニック障害の心臓病への不安を消すために行った僕なりの方法です。

治療段階で参考になった書籍『頑張らなければ病気は治る』にも書いてあるように、主治医を信じて治療にあたることで、回復を一気に引き寄せる事が出来ました。

パニック障害で、心臓の症状にに心配をお持ちの方は、私の体験談を一つの参考にしてみて下さい。

part⑨へつづく

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